運輸安全委員会は25日、昨年4月に長崎県佐世保市のリゾート施設「ハウステンボス」の運河を航行中の遊覧船から台湾籍の男性=当時(42)=が落下し、死亡した事故の調査報告書を公表した。目撃者がなく転落原因は不明とした上で、施設側はさまざまな状況を想定した訓練をするのが望ましいとした。
報告書によると、遊覧船は昨年4月12日夜に7人の客を乗せて出航、男性は1人で参加していた。航行中に他の旅客が「ドーン」という音を聞き甲板を見に行くとスマートフォンが落ちていたことを船長に報告した。男性は意識不明で運河に浮いており、死亡が確認された。
安全委は夜間などを想定した訓練が必要と指摘した。
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