東京新聞創刊140周年感謝イベント「まるっと東京新聞-読者の皆さんありがとう」として、東京新聞は29日、記者が日替わりで登場する「記者サロン」を本社(千代田区内幸町)で催し、政治部の前首相官邸キャップ大杉はるか記者と約30人の読者が交流した。

「記者サロン」でトークする政治部の大杉はるか記者(左から2人目)ら=東京都千代田区の中日新聞東京本社で(布藤哲矢撮影)

 通算15年にわたり政治部記者を務めた経歴や経験を紹介。現在の岸田文雄首相について「親米という意味では安倍晋三元首相以上。だから米国の意向に沿うことには躊躇(ちゅうちょ)がなかった」と防衛費を5年で43兆円に大幅に増やした背景を解説した。  読者からは、夜の政治家会合取材や記者会見の裏側についての質問、日本周辺で軍事的緊張が高まる中で歴史への反省を踏まえた政治報道を求める声があった。水戸市の女子高校生(15)は、女性が働き続ける難しさについて質問した。  9月25日まで1カ月にわたる感謝イベントでは「記者サロン」を毎週火、木曜の午後2時から開催。9月5日は、明治神宮外苑地区の再開発を継続取材する特別報道部の森本智之記者が登場する。 

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