藤井七冠は、28日まで神戸市で行われた「王位戦」七番勝負の第5局で渡辺明九段に勝って4勝1敗で「王位」のタイトルを防衛し、5連覇を果たして2つ目の永世称号となる「永世王位」の資格を獲得しました。

一夜明けて記者会見した藤井七冠は「今期は苦しい将棋も多かったので、『永世王位』の称号を得られて非常にうれしく思っています」と振り返りました。

藤井七冠の次のタイトル戦は、9月4日に神奈川県で開幕する「王座戦」五番勝負で、永瀬拓矢九段の挑戦を受けます。

藤井七冠は「永瀬九段とはふだんから練習将棋を指しているので、強さは本当によく感じています。まずは序盤で遅れをとらないようにすることが必要になると思っていますし、去年の『王座戦』でも残り時間が少なくなってきた状況でミスが出てしまっているので、時間配分も意識しながら指せればと思います」と意気込みを語りました。

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