逮捕されたのは、茨城県笠間市に住むベトナム国籍のグェン・スアン・トゥー容疑者(31)で警察によりますと、今月1日から2日の間に、市内にある梨園から「幸水(こうすい)」という品種の梨およそ3200個、金額にしておよそ87万円分を盗んだ疑いが持たれています。

容疑者は笠間市内にある廃業した宿泊施設で暮らしていて、今月6日に警察が不法残留の疑いでこの施設を摘発したところ、車庫で、盗まれたものとみられる梨およそ1800個、重さを量るための計量器や、配送のための段ボールや送り状などが見つかり、盗みに関わった疑いがあることがわかったということです。

調べに対し容疑を認め「SNSのベトナム人コミュニティーで梨が欲しい人を募り、転売していた」と供述しているということです。

警察は一度に大量に盗まれたことから他にも関わった人物がいるとみて捜査しています。

一方、茨城県内では今月、梨が盗まれる被害が土浦市と筑西市でも確認されていて、警察は農家に対し警戒を強化するよう呼びかけています。

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