札幌市の繁華街ススキノのホテルで昨年7月、男性=当時(62)=が殺害され、頭部が切断された事件で、殺人罪などに問われた無職田村瑠奈被告(30)について、札幌地裁が、第1回公判前整理手続きを9月5日に指定したことが28日、地裁への取材で分かった。裁判官と検察側、弁護側が争点を絞り込む。

 地裁によると、瑠奈被告の公判は、殺人ほう助罪などで起訴された父親の修被告(60)の公判と26日付で分離された。初公判の見通しは立っていない。

 起訴状によると、瑠奈被告は昨年7月、男性を殺害し、切断した頭部を自宅に持ち帰った。修被告は、事件で使用したのこぎりなどを瑠奈被告に買い与えるなどした。

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