小林製薬の紅麹(こうじ)サプリメントに関する健康被害の問題に関し、武見敬三厚生労働相は27日の記者会見で、厚労省内に9月、ワーキンググループ(WG)を設置し、集約された健康被害情報を医学・疫学的に分析、評価していくと明らかにした。サプリを巡っては、摂取した人の腎障害が多く報告されている。

厚労省は5月の食品衛生監視部会で、機能性表示食品などの健康被害情報を分析し行政措置の要否を検討する小委員会の設置を決定。WGは小委の下に置き、専門家が議論する。

武見氏は会見で、サプリ摂取後に死亡したと小林製薬が遺族から相談を受けた事例の調査について、7月21日時点で把握した97人中92人は医療機関などへの聞き取りを終えたと明らかにした。

厚労省によると、摂取と死亡の因果関係などを分析する対象は8月25日時点で114人となっている。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。