埼玉県教育委員会は8月22日、男女別学の県立高校の共学化について「主体的に推進していく」という考え方を示したものの、具体的な時期は示さず、今後も議論していくことを明らかにしています。

27日は、県内の男子校や女子校の高校生からの要望を受けて、およそ20人の生徒と県教委との意見交換会が開かれました。

生徒からは「納得がいかない。社会の変化に応じて共学化すれば、今まで築いてきた文化や伝統がないがしろになるのではないか」という不満の声が上がりました。

これに対して県教育委員会の担当者は「共学も別学も声を見ていくと異性が苦手といった切実なニーズがあることは理解している」と述べる一方で「共学化を進める背景には少子化があり、教育ニーズの多様化などにあわせて教育も変えないといけない」と説明していました。

生徒からは引き続き意見交換をしたいと声も上がっていて、県教育委員会は今後も対話を重ねていきたいとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。