アメリカ軍は抑止力の強化などのため、岩国基地の航空機を更新する方針で、基地の海軍の空母艦載機部隊にCMV22オスプレイと海軍の最新鋭のステルス戦闘機F35Cを国内で初めてことし後半に配備する計画を明らかにしています。

これについて、岩国市の福田良彦市長は27日開かれた市議会の本会議で「検証の結果、基地周辺住民の生活環境に大きな影響を与えるものではないことが確認できた。国民の生命と財産を守るという国の基本的責務を果たすために適切な防衛力と抑止力を維持していくことが重要だ」と述べ、配備を容認する考えを表明しました。

オスプレイをめぐっては去年11月、アメリカ軍岩国基地を出発した空軍の輸送機CV22オスプレイが鹿児島県沖で墜落し、乗員8人全員が死亡する事故が起きるなどしています。

山口県や岩国市などはCMV22オスプレイなどの配備計画について、安全性など32項目を防衛省に問い合わせていて、8月20日、配備される機種はこれまで事故の評価では最も重大な「クラスA」に分類される事故は発生していないなどの回答を得ていました。

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