エムポックスウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 エムポックス(サル痘)感染者のウイルス排出量の変化を推定し、適切な隔離期間を検証する手法を開発したと、名古屋大の岩見真吾教授(数理科学)らのチームが26日付の英科学誌に発表した。PCR検査で陰性かどうか調べれば隔離期間を1週間以上も短縮でき、「隔離終了を決めるガイドライン作成に役立つ」としている。

 エムポックスは、アフリカを中心に重症化しやすい系統「クレード1」の感染が広がり、14日に世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言。皮膚への接触で感染するケースが多く、米国では約3週間の隔離が推奨されている。

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