北海道駒ケ岳で登山者(左)に噴火情報に関するパンフレットを配布する協議会の関係者=26日午前

 北海道警は26日、森町や鹿部町などにまたがる北海道駒ケ岳(1131m)などで、噴火を想定した訓練を実施した。気象庁によると駒ケ岳は1600年以降4回の大噴火、1996年~2000年で8回の小噴火が起きた活火山で、17年には火山性地震が一時増加した。

 訓練は、気象台が噴火警戒レベル4(高齢者等避難)と、レベル2(火口周辺規制)を発表したという2パターンを想定。周辺地域の交通規制を無線で指示したり、避難中に負傷した登山者を担架やヘリで救助したりする手順を確認した。

 道警函館方面本部警備課の塚野紀幸課長補佐は「いざという時に備え、警察内部や関係機関との連携を密にする」と話した。

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