東京電力パワーグリッド(PG)などが前橋市で始めた社会貢献イベントのゲームアプリが、別のゲームを運営するNPO法人から「模倣だ」と指摘された問題について、イベントについて東電PGとの連携を解消した前橋市の小川晶市長は24日、「連携事業は違法性がないのが前提。連携取り下げは残念」と述べた。

 イベントを巡っては、3月に東電PGと市が「都市魅力アップ共創推進事業」として今月13日から開催すると発表した。だが、市などによると、11日にNPO法人から市に対して「模倣だ。知的財産権侵害にあたる」と指摘があり、市は東電PGに問い合わせた。同社は「すぐに回答できない」としたが、12日に連携取り下げの申し出があったという。

 イベントは同社などの民間事業として、13日から市内で行われている。市は連携はしていないものの、今後の東電PGからの報告を待つなど問題の行方を「見守りたい」としている。(杉浦達朗)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。