横網町公園にある関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼碑=東京都墨田区で
声明によると、保守系団体「そよ風」が2017年から都立横網町公園で集会を開き、園内の朝鮮人犠牲者追悼碑の撤去を要求。碑の前で長年続く市民団体の追悼式典を、執拗(しつよう)に妨害してきたと指摘した。都人権条例に基づき、昨年の集会での発言が19年に続いてヘイトと認定され「ヘイトスピーチが行われる蓋然(がいぜん)性に疑問の余地はない」と主張し、公園の占用許可をしないよう都に求めている。 そよ風は今年も集会開催を告知している。声明を呼びかけたノンフィクション作家の加藤直樹さんは「集会は、関東大震災当時の朝鮮人を巡る流言を事実と公言し、差別発言を繰り返して嘲笑し、死者を冒瀆(ぼうとく)してきた。二度と認めてはならない」と話している。 昨年の集会で「朝鮮帰れ」などの発言があり、都が今月、ヘイトスピーチと認定した。(安藤恭子) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。