夏休みが明けるのを前に、勉強や人間関係などに悩み、登校への不安を抱く子どもたちを支える取り組みが進んでいる。支援者らは、追い込まれる前に「逃げる」という選択肢を知ってもらうプロジェクトなどを企画。担当者は「不安な環境から逃げることは恥ずかしいことではない。一人で抱え込まないで」と呼びかけている。
「学校は行くもの。嫌なことがあっても我慢するという風潮が根強い」と話すのは、一般社団法人「いのち支える自殺対策推進センター(JSCP)」の半谷まゆみ医師。
逃げることへの偏見や抵抗感を払拭しようとJSCPは今夏、「#逃げ活」プロジェクトを始めた。「逃げたい時のやり過ごし方」「逃げて良かった体験談」などのテーマで付箋に書き出すワークショップ形式のツールキットを開発。JSCPのホームページを通じてダウンロードできる。
また、学校事件・事故被害者全国弁護団(子どもほっとすぺーす)は26日~9月1日、いじめや体罰などの問題に詳しい弁護士による無料電話相談を行う。
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