太平洋戦争中の1944年8月、沖縄を出港後、米潜水艦に撃沈された学童疎開船「対馬丸」の犠牲者を悼む慰霊祭が24日、鹿児島県・奄美大島の宇検村で営まれた。事件から80年となった今年は沖縄県の玉城デニー知事ら約100人が参列し、多くの遺体が漂着した海岸の慰霊碑前で黙とうをささげた。  玉城氏は「戦争の悲惨さと平和の尊さを知らない世代に伝えていく役割を担っている。記憶の継承と世代の交流が深まっていくことを願う」と追悼の言葉を述べた。  宇検集落の津田政俊区長は、村民が当時、犠牲者の救出や埋葬に当たった話を交えながら「過去の戦争を教訓にして争いのない平穏な日々があり続けることを願う」と語った。


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