障害のある入院患者への性的虐待が発覚していた国立病院機構大牟田病院(福岡県大牟田市)について、県は23日、病院から通報を受けた各自治体の調査が終了したと発表した。職員2人と元職員2人が患者9人にわいせつや暴行などの虐待をしたと結論付けた。自治体は再発防止に向けた改善計画の提出を求めた。
病院は5月の記者会見で、職員5人が患者11人に虐待をした疑いがあり、その時点までの自治体の調査で、このうち職員2人による6人の被害が認定されたと明らかにしていた。
虐待は筋肉が徐々に衰える難病「筋ジストロフィー」の患者らが入院する病棟で発生した。
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