国土交通省大阪航空局は23日、安全運航体制に不備があったとして、新日本航空(鹿児島県)に対し、航空法に基づく事業改善命令を出した。同県霧島市の鹿児島空港に向かっていた同社の小型航空機が6月、進入経路を外れ山中の樹木に接触した事故を受け、立ち入り検査した。10月7日までに再発防止策を報告するよう求めた。

 大阪航空局によると、同社は着陸予定だった鹿児島空港で断続的に天候が悪化する可能性を認識しながら、航空機を出発させていたことが判明。また、航空機の整備に関し、製造者の指定とは異なるタイヤを使用するなどの不適切な事案が7件発覚した。

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