小林製薬の紅こうじサプリメントによる健康被害問題を巡り、本社がある大阪市は23日、食品衛生法に基づき進めている原因究明調査の結果を、2024年度内に取りまとめる方針を示した。サプリとの関連が疑われ調査対象となっている死亡事例が、22日時点で119人に上ることも明らかにした。

 市によると、これまでに119人のうち71人で遺族や診察した医師への聞き取りを完了した。現時点では因果関係は明らかになっていない。秋をめどに原因を断定し、12月ごろに食中毒事案としての被害規模を特定する見込みだ。

 市は今月27~28日に同社の大阪工場(昨年12月閉鎖)へ3度目の立ち入り調査も予定。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。