湖南市によりますと、ことし1月、環境政策課の20代の職員が業務で市の斎場を訪れた際、火葬する炉の確認窓から見えた炉内の遺骨と炎をそれぞれ1枚ずつ私用のスマートフォンで撮影し、写真2枚を知人2人にLINEで共有したということです。

また、LINEのやりとりの中で、亡くなった人の名字を伝えていたということです。

知人の1人からことし5月に市に相談があり、市が調査した結果、遺骨などを撮影していたことがわかったということで、生田邦夫 市長と市の幹部、それに職員本人が遺族に謝罪しました。

市の調査に対し、職員は「初めて火葬の炉の中を見た衝撃もあり、配慮を欠いた行動をしてしまった」と説明しているということです。

湖南市は、この職員について、ことし5月31日、減給10分の1、6か月の懲戒処分にしたと発表しましたが、「遺族側との約束」を理由に具体的な内容は明らかにしていませんでした。

23日の定例会見で、生田市長は「人としてやってはいけないことだ。私を含めて職員一同、反省したうえで研修などを行っていく」と述べました。

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