福島県産の水産物を扱う流通大手イオンは23日、放射性物質トリチウムが魚に含まれていないかを調べる委託先企業の検査場を報道陣に公開し、安全性をアピールした。担当者は「放出前の状況と変わらず、安心して食べてほしい」と話している。  イオンは2018年から「福島鮮魚便」と銘打ち、宮城、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川各都県の一部店舗に福島県産鮮魚の常設販売コーナーを設置。放出が始まった23年から、化学分析会社「化研」(水戸市)にトリチウムの検査を委託している。  化研では、従来より速い約1時間で測定が完了する。イオンによると、これまで基準値以上の放射性物質が検出されたことはないという。


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