大阪市の繁華街・ミナミにあるラーメン店「金龍ラーメン道頓堀店」の運営会社「金龍製麺」は23日、店の立体看板である竜のしっぽ部分を切除して撤去した。隣接する土地所有者との訴訟で大阪高裁が5月、隣接地にはみ出ているとして撤去を命じる判決を出していた。
撤去工事は23日未明に実施。店の外壁から突き出たしっぽが切除されると、見守っていた通行人らから歓声が上がった。外壁にはしっぽの跡が残っていた。立体看板の制作者で、切除作業をした中村雅英さん(74)は「心の中で泣きながらしっぽを切った」と名残惜しそうに話した。
看板は店の正面の上部に竜の顔や胴体があり、側面の壁からしっぽが飛び出していた。
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