福岡市と韓国・プサン(釜山)を結ぶ高速船「クイーンビートル」をめぐっては、運航会社のJR九州高速船が船首内部の浸水を把握しながら、警報センサーが作動しないようにするなどして事実を隠蔽し、3か月以上、運航を続けていたことが今月明らかになりました。

運航会社を傘下に置くJR九州の古宮洋二社長が22日問題の発覚後、初めて記者会見し「信頼を裏切り、申し訳ありませんでした」と陳謝しました。

そのうえで、原因の究明と責任の明確化に向けて、外部の有識者からなる第三者委員会を設置する方針を明らかにしました。

JR九州高速船に対しては、国土交通省が法律に基づく「監査」を続けていて、古宮社長は「全容が分かって原因が究明されたら、関係した社員は何らかの責任はあるのではないか。JR九州グループで起きたことなので、最終責任は私にある」と述べ、国の対応や第三者委員会の調査も踏まえ、自身を含めた関係者の処分を検討する考えも示しました。

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