【バンコク共同】タイ保健当局は21日、アフリカのコンゴ(旧ザイール)から中東を経由して入国した欧州の男性(66)がエムポックス(サル痘)を発症したと明らかにした。より重症化しやすいタイプの「クレード1」の疑いがあるという。タイで同タイプが確認されれば初の事例。
クレード1は家庭内感染が多く、致死率も高いとされる。主に性交渉を通じて2022~23年に世界各地へ拡大したクレード2との違いが指摘されている。
男性は14日にタイの首都バンコク近郊に到着し、発熱などの症状で15日に検査を受けた。タイ当局は接触した約40人の経過も観察している。
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