総務省消防庁は20日、熱中症により7月に全国で救急搬送された人数が前年同月の約1.2倍に当たる4万3195人に上ったと発表した。2008年の調査開始以降、7月として最多だった18年(5万4220人)に次ぎ2番目に多くなった。35度以上の猛暑日となる地点が相次いだためとみられる。

年代別では、65歳以上の高齢者が2万5469人で全体の6割弱を占めた。発生場所別では自宅など「住居」が1万7638人と最も多く、「道路」の8234人が続いた。死者は62人。

消防庁は、エアコンや扇風機をためらわずに使用することや、小まめな水分補給を呼び掛けている。

強い日差しの中を歩く男性=7月8日、東京都内(AFP時事)

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