この夏祭りは8年前の2016年に、災害公営住宅に住んでいる人たちなどが震災からの復興を願って始めました。
ことしの祭りは18日夜に開かれ、会場となった災害公営住宅近くの公園では、ステージで子どもたちがダンスを披露したり、やぐらの周りで多くの家族連れなどが盆踊りを踊ったりしていました。
祭りの実行委員会によりますと、震災のあと山元町を離れた人たちもお盆休みなどを使って祭りに参加し、回を重ねるごとに参加者が増え、復興を願う町民の交流の場になっているということです。
町内から家族と訪れた50代の男性は「お盆最終日で、子どもの幼稚園の先生などにも会えました。子どもたちも楽しんでいるのでお祭りが続いてほしい」と話していました。
実行委員会の手島嘉壽子さんは「震災で家族や親戚がばらばらになった人もいて、しばらくぶりに会って笑顔を見るだけでやってよかったと思います。これからも毎年続けていきたい」と話していました。
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