宮内庁によりますと、18日午後10時前、皇居の平川門近くにある馬車倉庫の職員休憩所から炎と煙が出ていることに当直の職員が気づき、皇居内の警備や初期消火を担当する皇宮警察本部と東京消防庁に通報しました。

現場は、天皇ご一家のお住まいから1キロ余り離れていて、火はおよそ3時間後に消し止められましたが、宮内庁と東京消防庁によりますと、この火事で、鉄骨造平屋建ての倉庫の床と屋根、合わせて3平方メートルが焼けました。

けが人はおらず、倉庫内にあった昭和、平成、令和の即位の礼で使われた馬車や皇居での儀式に臨む新任の外国大使を乗せる馬車などにも被害はありませんでした。

皇居内での火災は、記録が残っている範囲では、昭和56年に馬小屋の一部が焼けて以来、43年ぶりだということです。

火元は休憩所にある流し台の下とみられていますが、出火原因はわかっていないということです。

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