東京メトロによりますと、16日午前8時ごろ、千葉県船橋市の原木中山駅から西船橋駅に向かっていた東西線の電車で突然、停電が起きました。

西船橋駅に到着後、乗務員が車両を点検をしたところ、10両編成の5両目にあるパンタグラフの一部がなくなっていたということです。

このため沿線を調べたところ、西船橋駅から直線でおよそ1キロ離れた道路上で、3つに分かれたパンタグラフの部品が見つかりました。

部品はあわせて8.2キロほどで、高さおよそ7メートルの高架を走行中に落下していたということです。

落下した道路は高架の脇を通る人や車が通行する場所で、けがをした人はいませんでした。

今回の車両は東西線と直通運転をするJRの中央・総武線各駅停車のもので、JR東日本によりますと、直通運転の車両などを止める東京 三鷹市の車両基地を調べたところ、電力設備の一部に不具合があり、トラブルに関係しているとみられるということです。

このトラブルの影響で東西線と中央・総武線各駅停車は、一時運転を見合わせました。

東京メトロは「深くお詫び申し上げます」とコメントし、JR東日本は「誠に申し訳ありません。原因を早期に特定し、再発防止に努めます」としています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。