大分県は16日、同県由布市の「旅館 黒嶽荘」で3~12日に提供された食事を食べたり、湧き水を飲んだりした458人が、嘔吐(おうと)や発熱などの症状を発症し、検査の結果、ノロウイルスGⅡが検出されたと発表した。2人が入院したが、その後退院したという。集団食中毒とみて調べている。
大分県食品・生活衛生課によると、料理を食べたり湧き水を飲んだりしたのは、1~78歳の男女で、191グループ506人。食事はせず、湧き水だけを飲んだ人も発症していることから、湧き水がノロウイルスに汚染されていた可能性があるとして、持ち帰った湧き水を飲まないように注意を促している。県は13~15日、旅館に営業停止命令を出した。
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