北方領土・歯舞群島の貝殻島にある灯台の最上部に、ロシア国旗のような旗が掲げられていることが16日、根室海上保安部(北海道)への取材で分かった。

 海保によると、旗は15日の巡視中に見つかり、16日も確認された。旗は昨年8月にも掲揚されていたが、今月14日時点ではなかったという。

 貝殻島は根室市の納沙布岬から3.7キロ。周辺では例年、ロシア側に入漁料を払うコンブ漁が行われているが、今年は灯台が点灯しなくなったとして、ロシア外務省は事故防止を理由に7月15日から漁を停止すると発表していた。

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