16日午前8時ごろ、東京メトロ東西線西船橋駅(千葉県船橋市)で、停車中の電車(10両編成)の5両目のパンタグラフが破損しているのを乗務員が見つけた。けが人はいなかった。

路上に落下していたパンタグラフの一部=東京メトロ提供

 架線が損傷して妙典-西船橋間の運転を見合わせ、約6万4000人に影響した。運転を再開しないまま、台風7号の接近で計画運休に入った。台風の影響も含め同社が原因を調べている。  同社によると、電車は原木中山-西船橋間を走行中に数十秒停電し、西船橋駅到着後にパンタグラフの破損が見つかった。「車両部品のような物が落ちている」との通報で、同区間の高架下の路上に、破損した部品3点が落ちているのを確認した。部品の重さは約0.2~5キロで、電車はJR東日本の所属だった。

◆JR東日本の中央・総武線各駅停車では、火花で一時運休

 JR三鷹駅では16日午後0時半ごろ、三鷹発千葉行きの中央・総武線各駅停車が発車直後、2両目のパンタグラフから火花が出たのを、別の電車の乗務員が見つけた。緊急停車し、乗客約90人が線路に降りて三鷹駅に歩いて戻った。けが人はなかった。三鷹-中野間は一時運休した。JR東日本によると、火花の出たパンタグラフは通常より斜めに傾いていた。 

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