仮設商店街がオープンしたのは石川県七尾市中心部の一本杉通りです。
能登半島地震では一本杉通りの多くの店舗が被災していて、七尾市が国の助成制度を活用して商店街の一角にプレハブの仮設店舗を設け、飲食店や小売店、美容室の4つの事業者が入居しました。
このうち、後藤町子さんが営む美容室では、全壊した店舗から道具や棚を運び出して利用客を迎える準備を進めてきたということです。
後藤さんは「店が壊れてからすぐに場所を探しましたが、なかなかありませんでした。本当に感謝しています。焦らずゆっくり丁寧にやっていきたいです」と話していました。
また、一本杉通りでおよそ150年にわたって紙製品や文具を販売してきた国分誠雄さんは「長くお店を続けることに意味があると思っているので本当にほっとしています」と話していました。
石川県内の自治体は、被災した事業者のなりわい再建に向けて仮設商店街の整備を進めていて、来月から10月にかけて、珠洲市や志賀町など5か所にも完成する見通しです。
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