終戦から79年となった15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京・千代田)で開かれる。天皇、皇后両陛下が参列されるほか、岸田文雄首相ら三権の長、戦没者遺族らが会場に足を運ぶ。参列予定の遺族は8日時点で3215人と、新型コロナウイルス禍以前の開催規模に近づきつつある。

式典は午前11時50分すぎに始まり、国歌斉唱に続いて岸田首相が式辞を述べる。参列者全員が正午の時報に合わせて黙とうをささげる。式典で国歌が斉唱されるのは、コロナ禍の2019年以来5年ぶり。

感染防止のため、式典は2020年から規模を縮小してきた。コロナが5類に移行した23年からは徐々に規模を拡大し、昨年は1378人の遺族が参列した。厚生労働省によると今回参列予定の遺族は8日時点で3215人。

先の大戦で犠牲になった軍人・軍属約230万人と民間人約80万人の計約310万人が追悼の対象となる。

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