伊豆市土肥地区は、南海トラフの巨大地震で最大で10メートルの津波が想定され、県から津波災害特別警戒区域「オレンジゾーン」の指定を受けていて、津波に強いまちづくりを進めています。

7月にオープンした観光施設を兼ねた避難タワーに隣接した海水浴場では、「南海トラフ地震臨時情報」を受けて別の海水浴場から予定を変更して訪れたという観光客もみられました。

神奈川県鎌倉市から家族と訪れた30代の女性は「避難タワーがあると安心感があります。地震が発生したらライフセーバーの指示に従い避難したいです」と話していました。

また、土肥温泉旅館協同組合では、津波避難ビルとなっている周辺の宿泊施設に空室状況を確認するなど、地震が起きた際の備えを進めています。

土肥温泉旅館協同組合の野毛貴登理事長は「観光に来ている人は地理感覚がないと思うので、情報提供して安全に避難してもらいたい」と話していました。

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