東京・伊豆諸島の鳥島沖合で海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」2機が墜落した事故で、海自は23日、現場で収容され死亡が確認された隊員の身元を副操縦士の西畑友貴2等海尉と特定したと発表した。行方不明となっている7人の氏名も公表した。

海自制服組トップの酒井良海上幕僚長は記者会見し、「極めて高い技量で訓練に取り組んでいた隊員の1人を失い、7人が不明という状況は痛恨の極みだ。引き続き全力で捜索救難活動に取り組む」と険しい表情で語った。

海自によると、長崎県の大村航空基地所属の機体に搭乗していたのは、西畑2尉と機長の松田拓也3等海佐、航空士の福留崇文3等海曹と甲斐仁蔵海士長の4人。徳島県の小松島航空基地所属のもう1機には機長の板村一輝3佐、副操縦士の山下夏輝3尉、航空士の広田真海曹長と堂園優作2曹が搭乗していた。

海上自衛隊のヘリ事故について記者会見する酒井良海上幕僚長=23日午後、防衛省

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