台風5号は11日午後8時現在、日本の東の海上を北西に進んでおり、12日朝から昼前にかけて東北地方に上陸する見込みだ。青森、岩手、宮城の3県では11日夜から12日午前にかけ、非常に激しい雨が同じ場所で降り続く「線状降水帯」が発生する可能性がある。

  • 土砂災害の4割弱、632件が警戒区域外に 分析で浮かんだ「盲点」

 気象庁は東北地方を中心に土砂災害や河川の増水、暴風、高波への警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、台風5号は11日午後8時現在、宮城県石巻市の東南東約200キロの海上にあり時速約10キロで西北西へ進んでいる。中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は35メートルという。

 東北地方では、総雨量が平年の8月1カ月分の降水量を超える大雨となる恐れがある。12日午後6時までの24時間に予想される雨量は300ミリ。東北地方で予想される最大瞬間風速は35メートル、波の高さは7メートルで大しけとなるところがあるという。

JALは78便、ANAは8便の欠航決まる

 台風の影響で、日本航空(JAL)は11日午後1時現在、仙台空港やいわて花巻空港など東北各地を12日に発着する計78便を欠航すると決めた。7039人に影響する。

 全日空(ANA)も11日午後5時現在で、青森空港発着の8便を欠航する。

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