秋篠宮家の次女佳子さまは10日、福島県で開催されている国際障がいスカウトキャンプ大会「第13回日本アグーナリー」に初めて出席した。全国各地で活動するボーイスカウトに加え、障害のある東北地方の支援学校に通う子どもたち、香港やマレーシアなど海外からの参加者と交流した。

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 佳子さまが会場に到着すると、約300人が歓迎した。大会主催者によると、聴覚障害のある参加者には、手話で会話をして写真撮影に応じたり、白杖(はくじょう)を持った子どもに歩み寄って握手を交わしたりしたという。子どもたちの目線に合わせてかがみ、「大会は楽しいですか」「どちらから来ましたか」などと話しかける場面もあった。

 ギリシャ語で「集会」を意味する「AGOON」が語源のアグーナリーは1973年から4年に1度開かれてきた。障害の有無にかかわらず、お互いを尊重して支え合いながら数日間生活し、「共生する社会」の実現をめざす。2020年に予定されていた第13回はコロナ禍で延期され、8年ぶりの開催となった。(力丸祥子)

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