メキシコから覚醒剤約15キロ(約9億4500万円相当)を密輸したとして、警視庁薬物銃器対策課は23日、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、指定暴力団住吉会系組幹部の倉持幹男容疑者(76)ら男女6人を逮捕したと発表した。

成田空港(資料写真)

 逮捕容疑では、共謀して昨年6月6日、覚醒剤約15キロを隠した航空貨物を、メキシコから茨城県筑西市内の空き家宛てに発送し、同14日に成田空港に到着させて密輸したとされる。課は6人の認否を明らかにしていない。  課によると、覚醒剤は航空貨物として成田空港に着いた機械の内部に隠されており、東京税関がエックス線検査などで発見した。課はメキシコの麻薬組織や仲介業者らが密輸に関わったとみている。 

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