国の重要文化財に指定されている「札幌市時計台」で、早ければ2028年度にも休館を伴う改修工事の実施が検討されていることが8日、札幌市への取材で分かった。工期は1年以内を目指し、市は今後具体的なスケジュールを検討するという。秋ごろに有識者検討委員会を立ち上げ、改修内容などの議論を進める方針。  市によると、検討委員会で火災対策や外壁の補修のほか、シンボルとなっている振り子式時計の分解や点検など、改修工事の具体的な内容について議論する。工期はなるべく短くする。工事に伴う休館は、外壁と屋根の改修を行った18年6~10月以来となる。  時計台は1878年に建てられ、昨年度は約29万人が訪れた。


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