取り組みは、夏休み中の子どもたちに家庭のほかにも安心して過ごせる場所を作ろうと、大学生を中心としたボランティア団体が地元の信用金庫の協力を得て去年から始めました。

7日は川越市脇田本町の信用金庫の会議室で小学4年生から高校2年生までの15人が参加しました。

子どもたちは算数の計算問題や英語などの夏休みの宿題を大学生から一つ一つ丁寧に教わっていました。

また、水とお湯をそれぞれコップに注ぎ、塩やミョウバンを少しずつ入れて水の温度によって物質の溶ける量が異なることを確認するなど、自由研究にも取り組んでいました。

去年も参加したという高校2年生の女の子は「優しく教えてくれて、勉強がはかどります。進路のことも気軽に相談できて心が穏やかに過ごせる自分の居場所になっています」と話していました。

ボランティア団体「チアアップ彩たま」の代表の浦松晶さんは「学生ならではの視点で活動をしているので、子どもたちに参加してもらえるとうれしいです」と話していました。

この取り組みは8月21日から23日の間も行われます。

“夏休みでも食事を” ラジオ体操後に軽食 東京 江東区

学校給食がない夏休み中も子どもたちにきちんと食事をとってもらおうと、東京 江東区で子ども食堂を開く団体が朝のラジオ体操のあとに軽食を配る取り組みを行っています。

取り組みは夏休み中の子どもたちの生活リズムを整え食事をとってもらおうと企画され、江東区の公園には8日朝、およそ60人の小学生が集まりました。

子どもたちは元気よくラジオ体操で体を動かしたあと、スタッフから「頑張ったね」などと声をかけられながらパンと飲み物を受け取って笑顔を見せていました。

4年生の女子児童は「友達と一緒にラジオ体操すると元気になります。もらったパンは朝食で食べます」と話していました。

主催した団体によりますと物価高なども背景に、1人親世帯を中心に給食がない夏休みは食事の費用がかかり負担が大きいとか、食事の回数や量を減らさざるをえないなどといった声が寄せられているということです。

配布する軽食は国の補助を活用して購入していて8月23日まで平日は毎日行われます。

「豊洲こども食堂」の代表の森生ゆり子さんは「1食でも食事をもらえるとありがたいという声も聞かれます。子どもたちにおなかいっぱいごはんを食べてほしいです」と話していました。

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