安定的な皇位継承のあり方をめぐっては、政府がおととし1月、皇族数を確保する方策として
▽女性皇族が結婚後も皇室に残る案と
▽旧皇族の男系男子を養子に迎える案の2つを盛り込んだ有識者会議の報告書を国会に提出し
衆参両院の議長が各党の代表者らから個別の意見聴取を行ってきました。

7日、額賀衆議院議長や尾辻参議院議長らが記者会見し、意見聴取の結果を説明しました。

この中では、女性皇族が結婚後も皇室に残る案については各党からおおむね賛同が得られたとしています。

ただ、女性皇族の配偶者や子どもに皇族の身分を付与するかどうかについては、さまざまな意見があったということです。

一方、旧皇族の男系男子を養子に迎える案については、賛否が分かれたとしています。

額賀氏は「皇族方の年齢からしても先延ばしすることのできない課題であり、立法府の総意を形成する責務を負っている。できるだけ早く結論が得られるよう努力していきたい」と述べました。

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