これは、横浜市の山中竹春市長が会見で発表しました。

横浜市などによりますと、小児がんの子どもたちは入院や通院が長期間に及び、友達と自由に遊ぶことや継続して学ぶことができないなど制限のある生活を余儀なくされているということです。

こうした子どもたちを支援しようと、市は、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用し、交流を深めてもらう取り組みを今月21日に試験的に行うことを決めました。

具体的には小児がんの子どもたちなどおよそ50人が参加して、「アバター」と呼ばれる自分の分身を操作し、チームの仲間と協力してゲームのクリアを目指すことで交流を深めるということです。

市は、今回の取り組みの結果も踏まえ、今後、このメタバースの常設化を目指していくとしています。

横浜市の山中市長は、「抗がん剤治療を行うため、どうしても外見に関する不安が生じるという実態もある。そういった問題も解決する一助として、小児がんのお子さんが安心して楽しみながら参加し、ネット空間上で幅広く交流できる居場所を作っていきたい」と話していました。

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