京都府久御山町の会社「日本医学臨床検査研究所」で、新型コロナウイルス検査業務などの営業職だった男性社員=当時(41)=がうつ病を発症し自殺したのは、会社側が長時間労働の対策を取らず過重な業務をさせたのが原因だとして、妻が23日、同社と当時の社長に計約1億1200万円の損害賠償を求め、京都地裁に提訴した。  訴状などによると男性は2018年に入社し大阪北営業所に勤務。医療機関からの検体回収などを担当していた。20年8月にうつ病を発症し、同月17日に自殺した。22年3月に茨木労働基準監督署が労災認定。同社が新型コロナ検査業務を本格的に始めた後、時間外労働が増えたと認めた。


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