路上駐車は交通渋滞引き起こすだけでなく、緊急車両の通行を妨害し、時に交通事故の原因にもなる。駐車違反の取り締り件数は年々減少傾向にあるとはいえ、いまだに年間80万件を超える。

駐車場運営のパーク24(本社東京)が、同社の会員制サービス利用者を対象に実施した調査(有効回答5749)で、89%の人が「路上駐車が原因で危ないと思ったことがある」と回答した。

2年以内の路上駐車の経験について聞いたところ、「ない」と答えた人が78%と2013年の調査開始以降、最も割合が高くなった。駐車場利用会員を対象とする調査のため、もともと交通法規を守る意識が高い集団と考えられるが、同社では、「路上駐車の経験者比率が10年前から半減したのは、ドライバーの意識向上とともに、駐車場所の整備が進んでいることが影響している」と分析している。

路上駐車をしたことがある人に理由を聞いたところ、「短時間だった=駐車場に止めるほどの時間ではなかった」56%が最多。以下、「近くに駐車場がなかった」26%、「交通量が少なかった」6%が続いた。

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