広島に原子爆弾が投下されてから79年目にあたる6日、天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは皇居・御所で黙禱(もくとう)を捧げた。

 宮内庁が同日明らかにした。上皇ご夫妻も東京・元赤坂の仙洞御所で、広島市で開かれた平和記念式典のテレビ中継を見つつ、原爆投下時刻の午前8時15分に合わせ、黙禱したという。

 上皇さまは皇太子時代の会見で、「どうしても記憶しなければならない」四つの日に、沖縄戦終結の日(6月23日)、広島原爆の日(8月6日)、長崎原爆の日(同9日)、終戦記念日(同15日)を挙げ、上皇后美智子さまとともに毎年黙禱をしている。天皇陛下も、平和への思いを引き継いでおり、毎年皇后さま、愛子さまと共に黙禱を捧げている。(中田絢子)

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