2025年大阪・関西万博会場の隣に整備するカジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)の工事中断要請を巡り、大阪府の吉村洋文知事は5日、IR事業者に対し、任意の措置として「最大限の対応」を大阪市と共に求めたと明らかにした。府庁で記者団に答えた。万博期間中の工事中断ではなく、景観や騒音への対策が念頭にあるとみられる。  府市は近く、要求に対する事業者の回答が示されるのを踏まえて具体策を協議する方針。  吉村氏は、日本国際博覧会協会会長を務める十倉雅和経団連会長から工事中断を求められたと認めた。博覧会国際事務局(BIE)幹部も6月に参加国を集めた奈良市の国際会議で懸念を伝えてきたという。


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