事件関係者の実名や捜査状況をまとめた資料を外部に漏らしたとして、地方公務員法(守秘義務)違反罪に問われた元鹿児島県警巡査長藤井光樹被告(49)に、鹿児島地裁(松野豊裁判官)は5日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。この事件の家宅捜索が前県警生活安全部長本田尚志被告(60)の逮捕につながった。

 起訴状によると、公安課所属だった昨年6月、福岡市のニュースサイト運営者にスマートフォンのメッセージ機能で犯罪経歴情報を送信し、9~10月ごろと今年3月、「告訴・告発事件処理簿一覧表」を渡したり郵送したりして、職務上知り得た秘密を漏らしたとしている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。