これは、1977年、中学1年生の時に、新潟市の学校から帰る途中、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母親、早紀江さんと同じマンションの住民グループが企画したものです。
5日から、JR池袋駅と新宿駅、それに東京駅、横浜駅の4か所で始まりました。
駅の柱に設置された電子看板=デジタルサイネージには、拉致される前の家族の日常を切り取った写真などが6分ごとに15秒間、映し出されています。
このうち、広島県で撮影された家族旅行の写真は、4年前、娘との再会を果たせないまま亡くなった父親の滋さんや、2人の弟と寄り添う、めぐみさんの笑顔が印象的な1枚です。
また、早紀江さんが娘との再会を求めて活動する写真には「命あるうちにめぐみに会わせてください」というメッセージが添えられています。
拉致問題をめぐっては、被害者の帰国につながる進展はないままで、ことし11月でめぐみさんの拉致から47年が経過します。
88歳になった早紀江さんは「家族を取り戻すこと、生きているうちに無事を確認したいこと、一目だけでも会いたいという思いです。いまだ現実問題で、過去のことではないということを考えてほしい」とコメントしています。
この掲示は来月1日まで行われています。
※この記事の後半に、一時、別の記事の内容が掲載されていました。失礼しました。
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