宮城県大崎市の大崎市民病院で、医師や職員計約1100人の時間外手当が一部未払いとなり、古川労働基準監督署から是正勧告を受けたことが5日、病院への取材で分かった。計算方法の誤りや過少申告が原因。労基署が指摘した未払い金は2020年3月以降で計約10億5千万円に上り、病院は経営が厳しく8億円超の支払いが困難だとしている。  病院によると、時間外手当の算出に際し、基礎賃金に加えるべき手当を足さずに計算していた。誤りは数十年続いていた可能性があるという。労基署の勧告は昨年2月で、病院は赤字が続いていることから約2億3千万円のみ支払った。


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