昨年11月に鹿児島県・屋久島沖で発生した米空軍輸送機CV22オスプレイの墜落事故の調査報告書を米軍が公表したことを受け、沖縄県の玉城デニー知事は5日「構造的な欠陥を放置したままで、あまり納得できない」と批判した。

 防衛省沖縄防衛局は2日、米軍が機体の点検頻度を増やすなど今後の対策を県に説明。玉城氏は「住宅の上空を飛ぶ現状があり、この説明や対応だけで県民は納得しないと思う。日本政府は米側へ(対策を)もっと要求するべきだ」と指摘した。

 米空軍は2日、調査報告書を公表。変速機の破損により片側エンジンの動力がローターに伝わらなくなり、機体がバランスを失って墜落したと結論付けた。

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