3日午前10時55分ごろ、神奈川県海老名市社家の田んぼに「ネイビーと記載されたヘリコプターが着陸している」と110番通報があった。米海軍のヘリで、県警関係者によると、エンジントラブルの可能性があり、不時着したとみられる。
米海軍厚木基地によると、米海軍のMH53Eヘリコプターで、米バージニア州ノーフォーク海軍基地所属で機雷の掃海などを任務とする。乗員12人にけがはなく、機体の損傷もなかった。ヘリは午後0時40分ごろに飛び立ち、同42分に厚木基地に着陸したという。
厚木基地によると、午前10時54分ごろ、ヘリから「予防着陸する」という連絡が、防衛省南関東防衛局を通じて入った。
現場の近くに住む会社員の女性(51)は、大きなプロペラ音が気になって自宅2階のベランダに出たところ、低空でヘリコプターが飛んでいるのが見えた。「機体の後ろから灰色の煙が出ていた。どんどん降りてきたので、家に落ちてくるんじゃないかと不安だった」と話した。
田んぼに不時着後、しばらくすると3人ほどが降りてきて、プロペラの辺りを確認していたという。周辺住民ら数十人ほどが集まってきたが、間もなく警察と消防が来て規制線を張ったという。(編集委員・土居貴輝、根津弥)
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