カジノを含むIRと大阪・関西万博会場の整備が進む大阪市の夢洲=6月
2025年大阪・関西万博会場の隣で整備が進むカジノを含む統合型リゾート施設(IR)について、日本国際博覧会協会(万博協会)の十倉雅和会長(経団連会長)が大阪府と大阪市に、万博期間中の工事中断を要請したことが3日、分かった。騒音対策が理由という。 関係者によると、7月25日に東京都内で十倉氏が大阪府の吉村洋文知事に伝えた。25年春以降を見込むIR建設工事の本格化に伴い、林立するクレーンが景観を損ねる懸念から、博覧会国際事務局(BIE)側も同様の申し入れをした。 万博会場の北側では、30年秋ごろのIR開業に向けた液状化対策工事が始まっており、大阪市は工費255億円を負担する。
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